学習支援室長からの挨拶

2005年3月慶應義塾大学文学部卒業
2010年3月 同 教職課程修了 遠井 明彦

新入生の皆さん、入学おめでとうございます。また、在学生の皆さんにおかれましては、引き続き学習に励んでおられることと思います。
私は、2005年4月から教職課程科目等履修生に登録し、2009年に全ての単位を修得し終えて、無事「中学校・高等学校1種免許状・英語科」を授与されました。当会においては、慶應義塾大学から公認された1995年10月から2005年3月まで「代表」として会の運営に当たり、その後は「学習支援室長」として「英語」「文学部Ⅲ類」(英米文学専攻)「法学部」(他大学法学部を卒業した関係で)「教職科目」(教職課程を履修中もしくは履修予定の方は当HP「教職仲間の集い」のページをご覧下さい!)を中心に会員の皆さんへの学習アドバイスをしております。また、当会は私の他にも各学部ごとに「学習アドバイザー」(卒業生もアドバイスします。)「科目試験・スクーリング情報の収集・提供・分析」担当がおり、日常的に学習支援をしております。

さて、21世紀に入り、私達を取り巻く社会環境は、経済のグローバル化による企業社会の欧米的「成果主義」の導入・正規雇用の抑制及びパート・派遣社員の増加に象徴されるように、勤労者に、より競争とストレスを強いる厳しいものとなっています。このことが、慶友会・学生団体の例会において、社会人の参加率を低下させる一因になっているのも事実です。また、少子高齢化による青少年人口の減少は、「大学全入」時代をもたらし、かつて「若年層」を中心とした慶友会・学生団体がいくつかありましたが、現在では当会を含めわずかな数になってしまい、当会のように「若年層」を中心とした会はさらに困難な運営を強いられているのも率直なところです。しかし、逆説的に言えば、多人数に画一的なアドバイスしかできなかった以前に比べ、一人ひとりの状況に応じてきめ細かなアドバイスができる現在の方が学習的にはより好ましいと言えます。さらに、高度情報化の一層の進展は、パソコン・インターネット・Eメール等の電子媒体を利用した情報交換・交流を盛んにし、慶友会・学生団体の中には、それらによる交流を活動の中心にしているところもあります。それはある意味では時代の流れであり、便利であるかもしれません。しかし、全ての活動をそれらの媒体に頼ってしまうことは、互いの交流が表面的・事務的・機能的なものになってしまうという傾向も否めません。私達は、互いに顔の見える関係を基本としながら、それらの持つ限界を認識したうえで、それらのメリットを利用して活動しています。私達が月一回定期的に、三田キャンパスもしくはJR田町駅近辺の公共施設を借りて定例会(学習会)を行うことを重視しているのは、実際に会ってコミュニケーションを図ることの大切さや、慶應義塾の学生であるという自覚を持つことの大切さを実感しているからです。その主要な活動を補うために-つまり、日常的には会って話したりすることができないので-Eメール・HP等を利用しているだけなのです。そして、大学側が「小論文試験」を課して入学者数を抑制している昨今、上記の理由と併せ、かつてのように大量の新入生が入学するということがなくなったので、どこの慶友会・学生団体も人集めや「例会」参加者の確保に苦労しているが現状です。つまり、慶友会・学生団体と通教生との関係は、かつての「売り手」市場から「買い手」市場に変化しているのです。しかし、そのような時代だからこそ、私達は「受益者感覚のみではない」「お互いに協力し助け合う」「継続して活動し続ける」真の仲間を求めているのです。また、運営については、形式的に組織・制度を整備することよりも、みんなで協力し合って創り出す「手作りの良さ」を大切にしています。「通教生」の場合、「卒業」して始めて「慶應の学生である」という実感が持てるのではないでしょうか?私もそうでした。そして、その「卒業」までの道のりはけっして容易ではありませんが、「途中で放棄しない」「最後まで諦めない」姿勢をもって学習を続ければ、自ずと道は開けます。私達Liberty Bellは、学習活動を重視していますが、けっして「学習(単位修得)一辺倒」の集まりではありません。定例会参加者が多くても少なくても、学習活動の後にはそれなりに毎回「飲み会」「カラオケ」が盛り上がるアットホームで個性的な集まりです。学習(単位修得)のことばかり考えていてはストレスがたまる一方です。たまにはみんなでenjoyしましょう。それでは、この画面をご覧になってる皆さんにお会いできるのを楽しみにして、私からの挨拶を終わらせて頂きます。

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